\着物が大好きでお出掛けも大好きな私“あさがお“が時々つぶやきます/
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①『初日の出を拝んできました』の話
②『着物で初詣』の話
③『水仙』の話
④『プロの着付けを体験しよう』とお誘いの話
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皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞ「きもの処美のり」共々、この「みのりのある話」のページもよろしくお願いいたします
今日もこのページを覗いてくださりありがとうございます。
あさがおです。
1.『初日の出を拝んできました』の話
きもの処美のりの在る可児市には鳩吹山と言う標高313mの山があります。頑張って登ると30分程で登れる初心者向けの山ですが、丁度東側が開けてまして、ご来光を拝むにはお誂え向きなので元日登山でチョット有名な山です。
ソレを知って20年以上が経ちますが、私の「行きたい」は実行に移されたことが有りませんでした。
先日、着物で登山に挑戦した事で僅かばかりの自信を得た私は、今年こそはと、初日の出を見に行く決心をしました。
朝は暗いうちから出掛けなければいけないのかとビクビクしておりましたが、調べてみると元日の日の出は7時頃。鳩吹山の山頂からのご来光はソレより少し遅れると書いてあります。色んな方がネットに情報をアップしてくださっているので、ありがたい世の中になりましたね。
山頂に7時に到着すれば良く、登山にかかる時間は30分。逆算して登山開始は6時半ですね。
私は6時半に登山口到着を目指して出掛けました。
20年以上思い続けていた挑戦をやっと実行するのです。チョット気持ちが舞い上がっています。
ところが、6時半に鳩吹山の麓に到着したのですが、凄い車の数です。車を停める場所がありません。ギリギリの時間配分しかしていない私は焦ります。
幸い、奇跡的に一台分だけ空いているところを見つけて駐車しました。
慌てて登山口まで走ります。時計を見れば6時35分。少し遅れました。でも、鳩吹山からご来光が見える時間は、気象庁発表の日の出時刻より5〜6分位、遅れるらしいので、ギリギリ間に合うでしょう。そう自分に言い聞かせて登り始めます。
登山口まで走った事もあり&普段の体力不足もあり、登り始めて20段程でもう息切れです。
周りの方々は静かに、もしくはお喋りしながら登っていらっしゃいますが、私にそんな余裕は有りません。もう、ハァハァ言いながら登りました。後ろから来た人達がどんどん私を追い抜いていきます。苦しくても休んでいたら間に合わなくなるかもしれない!と言う思いが私の背中を押してくれます。
既に周りはだいぶ明るく、持って来たライトは不要なくらいです。そして更に明るくなっていきます。
気は焦るけど、息が苦しい。
息は苦しいけど、間に合わないのは嫌だ!
焦る気持ちをチカラに、次の一歩を踏み出します。
どうしても苦しくて呼吸を整えるために立ち止まると、東の方に遠くの山の稜線が見えます。だいぶ高いところまで登って来ました。稜線には、明るいオレンジが濃くなっているところがあります。日の出まであとわずかな事が分かります。さぁ急がなければ。
また一歩一歩と進んで行くと、上まで行く事を諦めたのか、所々で何人かの人が登山道から離れ、東の空を見ながらお喋りしています。
でも日の出まではまだ時間がある様です。時計を見ると6時55分。後5分、頑張って登りましょう!
はあ、はあ、はあ。
苦しさを耐えてただ登ります。
すると、人々のお喋りの声がザワザワと次第に大きく聞こえて来ます。山頂が近づいて来たのが分かります。頑張れ、わたし。後少し。
山頂手前の休憩所に着きました。着いてビックリ、凄い人です。立ち止まる場所も無いくらい。
山頂では無く、ココがこんなにギッシリとは!山頂はもっと凄い人なのでしょうか?
せっかく登って来たのですから、取り敢えず山頂を目指します。
ココからは傾斜もあまり無く、足も速くなりました。
。。。。。
とうとう山頂到着!
日の出はまだです。間に合いました!
山頂の標識の前は凄い人だかりで、近づく事も出来ません。いつもは標識の隣で写真を撮るのですが諦めて遠くからバックに標識を入れてパチリ。
さて、何処で日の出を拝もうかと場所を探しますが、成る程、東の空が見える場所が山頂には僅かしか有りませんでした。東側に木が多く、視界が塞がれてしまいます。手前の休憩所の方が人が多いのは、そちらの方が東側が開けているからなのですね。来てみないと分からない事ってありますよね。
登頂出来たので私も休憩所の方に移動する事にしました。日の出前に場所を決めなければ。
休憩所に戻ると、ココは更に人が多いので、東側が良く見えるところは空いていません。そうか!登ってくる途中で山道から離れていた人達は、登頂を諦めたのでは無く、見易いスポットを良く知っている人達だったのね!と気付きました。
でも、アソコまで高度を下げるのは悲しい気もします。
私は休憩所から少し離れたところで、木の間から東の空が見える場所を見つける事が出来ました。
暫くそこで待ちます。
東の遠く、山の稜線のオレンジ色の濃い所。ソコを見つめます。
7時4分。ピカッ!
光が漏れました。
周りから『オー!』と歓声や感嘆の声が上がります。
2025年の初日の出です
見る見る光が大きくなっていきます。
なんて綺麗!
。。。。。
気付けばアンナにザワザワしていたのが嘘の様にシーンとしています。ソコにいる全ての方がただ日の出を見つめています。
3分間。
太陽が丸く全ての形を表すまでの時間。
静寂が続きます。
私は、家族の一年の無事と幸せを祈りました。
この一年が皆様にとっても素晴らしい一年となります様に(合掌)
2.『着物で初詣』の話
普段、きものに携わる仕事をさせて頂いており、普段の仕事の時にはきものを着用していても、何故か不思議とお正月にきものを着る事はなかなか出来ないんです。
家族が居て、親族へのご挨拶があり、普段以上に忙しく感じるのが女性にとってのお正月、という事でしょうか。
毎年、初詣にはきものを着て行きたいとおもうのですけど。。。
以前はお正月には1番良い着物を着たものです。正にはれの日の「晴れ着」ですね。
しかし、初詣の後に夫の実家に行って、嫁として台所に立たなくてはならない私は、一張羅を着るにはちょっと抵抗があります。そのまま割烹着を羽織って動く事も出来、脱いだとしてもササッと袖畳みで片付ける事も可能な紬で出かける事にしました。とは言え、紬の中でもいちばんのお気に入りの塩沢紬をチョイス。帯は名古屋帯で。
今年は夫も一緒にきもので出掛けてくれるとの事。久しぶりに2人で和装姿でのお出掛けです。
詣で先は、以前ココでもご紹介させて頂きました『高沢観音』さん。
今年のお正月はお天気も良くとても暖かく感じますが、流石に山の上にある高沢観音さんはキリッ!と気持ちが引き締まる寒さを感じます。
仁王門には門松と垂幕が飾られ、お正月らしく華やかになっておりました。
駐車場で車を降り、本堂までひたすら歩きます。普段は大股歩きの夫も、今日は雪駄の為かいつもよりゆっくりです。本堂への階段も、恐々と一段一段踏み締めながら登りました。
お参りする人が後を断ちません。私達もお参りの列に並びました。
何年かぶりに夫と2人、和装姿で初詣に来れ、幸せを感じることが出来ました。今年も良い年になりそうです。感謝(合掌)
3.『水仙』の話
きものの世界での1月の花は『梅、松、水仙』などです
まだ寒い頃から、水仙は春の訪れを知らせてくれる花ですよね。
今回はそんな水仙の話しをしましょう。
ギリシャ神話でこんな話があります。
ナルキッソスという美しい青年がいました。あまりの美しさに彼を見るものは皆んな、ナルキッソスを愛してしまいます。
森の妖精エーコーもナルキッソスを好きになりました。しかし、エーコーはソレより前に別の話で最高神ゼウスを妻のヘラから逃す手伝いをした為にヘラから罰を受け、自分の言葉を話せなくなってしまっていました。人の言葉を繰り返すことしか出来ないエーコーは、ナルキッソスに話しかけられても同じ言葉を返すことしか出来ません。会話になら無いことをつまらなく思ったナルキッソスは、エーコーを見捨ててしまいます。エーコーは余りの悲しさに姿を隠して声だけの木霊になってしまいました。
エーコーの事を可哀想に思ったメネシスという神は、他人を愛せないナルキッソスを自分しか愛せなくしてしまったのです。
ある時喉が渇いたナルキッソスは泉の水を飲もうとします。そして泉に映った自分に、恋に落ちてしまいます。泉から離れられなくなったナルキッソスは食事もできず弱っていきます。ソレでも泉の中の自分が恋しいナルキッソスは、泉の自分にキスをしようとしました。そして泉に落ちて死んでしまいます。その後その場所にはナルキッソスの様に泉を覗き込む様に俯いた美しい花、水仙が咲いていました。ソコでこの花はナルキッソスの生まれ変わりとして、ナルシスと呼ばれる様になりました。
精神分析の用語ナルシズム(自己愛)の語源となった言葉です。
なので、水仙の花言葉は『自惚れ』や『自己愛』なのですよねぇ。
あんなに清楚で綺麗な花なのに、悲しいお話があるのですね(涙)
水仙は種類の多いはなですね。我が家の庭にも何種類かの水仙が有ります。色も白、黄色、ピンク、オレンジなど色々。
なので、色によって違う花言葉もあるのでプレゼントの花とする事も出来ますよ。
白 : 尊敬、神秘
ピンク : 上品
黄色 : 私のもとへ、もう一度愛して
オレンジ : 希望
等など
きものに水仙の柄が入っているのも、豪華で気品が有って、素敵ですよねぇ。
庭の花としても、球根で増えてくれる花で、植え替えも数年に一度でいいので、手間が掛からずお庭に春を呼んでくれる素敵な花ですよね!
4.『プロの着付けを体験してみよう』とお誘いの話
プロの着付けを体験してみませんか?
きもの処 美のりのホームページを覗いてくださる方、このブログを読んでくださる方の中には、ご自分でおきものをお召しになられる方も沢山いらっしゃると思います。そんな方にこそ、一度体験してみて頂きたい企画です。
きもの処美のりには、国家試験1級の和装着装師の資格を持った着付師が多数おります。そんな着付師が、今回はイベントに参加して下さるあなたに、無料でお着付けをさせて頂きます。
自分で着るのとは、着心地がどう違うのか?プロの着付師は、何処に気を使って着付けをするのか?
今後のきものlifeの充実の為に、ぜひご体験頂きたいお思っています
きものを着たら、近くの美味しいイタリアンレストラン「イルコローレ」にランチに行きましょう。
勿論、ご自分では普段きものを着ることのないあなたも、何でもない日常にきものを着てランチに行く。そんなチョット気分の上がる体験をしてみませんか?きものをお持ちでない方は、特別価格でのレンタルもありますよ
皆様のご参加をお待ちしています
*日時:2月17日(月)10時~14時
*集合場所:きもの処 美のり
*お料理金額:2,100円(イルコローレにて)
*持ち物:着物、長襦袢(半襟がついているもの)、肌襦袢、帯、帯揚げ、帯締め、帯枕、帯板、伊達締め(2枚)、腰ひも(5本)、タオル3~4枚
持ち物は、当日のスムーズなお着付けのために事前のお持ち込みをお願いさせて頂いております。
持ち物について、不安なことや分からない事がございましたら、お申し込みの時に美のりのスタッフに何でもご相談くださいませ。長襦袢の半襟付けなども承っております。
*締め切り 2月7日
お申し込みはきもの処美のりまでお電話ください。℡0574-62-9248
ぜひ是非ご参加くださいませ。お会いできますのを楽しみに致しております。
(ご参加いただくにあたっての注意点等を文末に明記させていただきました。ご一読の上お申し込みください)
最後までお読みくださり ありがとうございました
今後も折に触れて発信していきたいと思っております。時々覗きに来てくだされば嬉しいです
ではまた! あさがおでした
☆きもの処美のりのイベントにご参加くださる方へ
*最低遂行人数 4名様(人数に満たない場合は中止とさせて頂きます。既にお申し込みの方にはをお電話にてその旨をお伝えいたします)
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・きものの着付け 無料
・ヘアセット(通常5,500円のところ) 3,300円
・メイク(通常5,500円のところ) 3,300円
・きものレンタル(小紋) 6,600円
・浴衣レンタル 3,300円
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