みのりのある話

みのりのある話

\着物が大好きでお出掛けも大好きな私“あさがお“が時々つぶやきます/

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①『つまみ細工』の話

②ひまわりの話

③『着物で犬山城天守閣を目指しませんか?』とお誘いの話

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今日もこのページを覗いてくださりありがとうございます。あさがおです。

 

先月のみのりのイベント『つまり細工に挑戦!髪飾りを作ってみよう』は残念ながら中止となってしまいました。今はつまみ細工の髪飾りは人気がないのかなぁ?と悲しく思っていましたら、着付け教室の生徒さん方の中には『つまみ細工やってみたい!』と言うお声が結構たくさんありまして、悲しみから一転、喜びを満喫している私です!

そうですよね!やっぱり『つまみ細工』いいですよね‼︎と気を良くした私。

もっともっと良さを皆さんに知って頂きたく、ココで少し紹介させて頂きたいと思います。

夏休みも近いですし、今回は各項目で夏休みの研究や作品のヒントも書いていきたいと思います。ぜひ、親子で挑戦してみてください。

 

1.『つまみ細工の話』話

つまみ細工っていつぐらいからあると思いますか?

江戸時代中期、1770何頃に『康照卿』と呼ばれる人が奥方の着物の古着を使って作ったのが始まりとされています。

康照卿は試行錯誤の後、丸摘みと角摘み(今の剣つまみ?)を考案したそうです。桜、梅、牡丹、皐月、橘、菊、紅葉などの花を作り、ソレをくす玉にして中には香袋も入れ、当時の天皇『後桃園天皇』に献上しました。

ビックリですよね!最初につまみ細工を考えたのは男性だったのですねぇ。現在、つまみ細工は東京都指定の伝統工芸品とされていますが、職人さんは男性が多い様です。

色々調べてみましたがこの康照卿、手芸がとっても好きだった事以外は、記述が見つからないのです。天皇に自分の作った物をプレゼント出来る立場や『卿』と呼ばれていることなどから、お偉い貴族であったことは確かでしょう。 お偉い貴族は働かなくて済んだのですかね?で、家で趣味に没頭出来たのでしょうか?優雅な生活です。

と考えると、毎日ではないですが 友人と集まってつまみ細工を楽しんでいるのは、優雅な時間ですね!正に王侯貴族の生活です♡

話が逸れました。 当時『くす玉』は本物の花で作るのが一般的で厄除けともされていた様ですね!ソレを布をつまんで作った事で、長期にわたって飾っておくことが出来たのです。美しいものや珍しいものに目がなかった宮中の女官たちは当然 興味を持ちます。周りにある端切れを使って、自分たちも休憩時間に作ってみようと思い立ちました。

どうせ作るなら、自分を飾れるものが良いですよね!当時のアクセサリーといえば?そうです。簪、髪飾り。

ココから『つまみ細工』は簪や髪飾りが主流となっていくのですね!

女官たちから大名の奥方へ、そして使用人からまた娘たちへとつまみ細工の簪や髪飾りは広がって行きます。

更に広まりを見せるのが明治時代。 明治34年に吉岡男成というつまみ細工の専門家が、女子の手芸教育の必要性を感じ、各地の女学校で教え、自宅でもつまみ細工教室を作ったそうです。

大正3年、その内容を吉岡房次郎が『女子技芸つまみ細工全書』という本にまとめました。ソレにより、技術が今に伝えられているそうです。

今では、簪や髪飾りだけで無く、ブローチ、イヤリング、ペンダントトップ、指輪などなど、つまみ細工はありとあらゆるアクセサリーとして作られています。また、お雛様や端午の節句、七夕の飾りなど、季節を伝え家族の健康や幸せなどを願う物として、多くのご家庭で飾られています。と思うと、用途が初めのくす玉に戻った感も有りますね!

そんな歴史を持つ『つまみ細工』ですが、難易度はピンキリで、私でも出来る可愛いモノも有ります。友人と集まってお喋りしながら作るのは、なかなかに楽しいひと時です。

先日も数人とともに花一蘭の髪飾りにもブローチにも出来る作品を作りました。

その時に作った作品の一部です。可愛いでしょう?

手作りケーキとドリンクでお喋りを楽しみながら。ケーキはヨーグルトムースケーキ。ドリンクは今年作ったドクダミ茶をブレンドした麦茶や、つい最近頂いた大量の赤紫蘇で作った紫蘇じゅーす。友人が持って来てくれた美味しい珈琲などなど。

お喋りの内容はケーキの作り方から子どもの夏休みの宿題について、今夜のメニュー。 そして、可愛い作品が出来、満足して解散しました。

因みに、このつまみ細工はお子様の夏休みのひと作品としても良いと思います。 手芸として作っても良いですし、つまみ細工の歴史や伝統工芸について調べ、ソレとともにつまみ細工の作品を出す事で、歴史の勉強にもなります。 使用する布を、小さくなって着れなくなった麺シャツや使わなくなったお父さんお祖父ちゃんのネクタイ、お祖母ちゃんの着物などを使えばリサイクルやSDGsの勉強にもなるでしょう。 この夏、親子でつまみ細工にチャレンジしてみませんか?

きもの処美のりでのつまみ細工の講習会は、、、 皆さんからのご要望が多ければ、ひょっとしたらまた企画できるかもしれません。。。

2.『ひまわり』の話

この時期、沢山の花が咲きますよね。 千日紅、カサブランカ、アラゲハンゴンソウ、ノウゼンカヅラ、桔梗。

庭に咲いていたものや、友人からの贈り物を写してみました↑

そしてひまわり。 今回はひまわりについて少し。 何故ひまわりを選んだのか?理由は2つ。

1つはつまみ細工繋がりで。 下の画像は以前、友人とともに作ったモノで、この時もお喋りの楽しいひと時でした。

つまみ細工でひまわりの針山を作ったら可愛いのでは?と、友人の発案だったと思います。ペットボトルのキャップで作る小さな針山。

 出来上がると嬉しいのです。小さなハギレが可愛い花の形になると愛おしくなります。 その上元気の出るひまわり!

今でも私の着付けの七つ道具の1つである「小型裁縫セット」に常備されています。お陰様で仕事も楽しく出来ます。

もう1つの理由は、娘が凄いひまわりの園を見つけたから。

天気も良く、青い更に黄色いひまわりが映えます。なんとも清々しい景色です。

いつも思いますが、ひまわりを見ると元気が出ます。

あの大きくて背の高い花には、エネルギーが溢れている感じがして。。。

色が黄色と言うのも、元気なイメージなのでしょうか? 夏休みのイメージが強いからでしょうか?

実際にひまわりの花にはエネルギーが詰まっています。あの沢山の種子。炒って食べる事も出来ますし、油を取ることも出来ます。

常に太陽の方を向くので『向日葵』ひまわりだそうですが、実際に太陽の方を見ながら向きを変えるのは若いうちだけで、大輪の花を咲かせる頃にはあまり動かなくなり、ほぼ東を向く様になるそうですね

でも、太陽をじっと見つめ続けると多くの人々に思われている事から、花言葉は『あなただけを見つめる』だそうですよ。

さて、夏休みの研究の種を!

『ひまわりは太陽の方を見続けるか?』朝から夕方までの5~6回、同じヒマワリを同じところから撮影し、花の向きを観察してみても面白いですね!

『ひまわりの種は、食べられるのか?』実際に食べてみては如何でしょうか?調理法も工夫して。レシピもしっかり記入して、出来上がった食べ物も写真に撮っておいてくださいね。

『ひまわりの種』と言えば、並び方にも特徴があります。強度を保つために螺旋を描いているのですが「生命の曲線」と言われているそうです。フィボナッチ数列なども絡めて調べていくと、さらに面白い研究になりそうですねぇ。

これらを全部まとめてファイルにすれば、立派な夏休みの研究が出来上がりますよぉ!

ひまわりを国花や地域の花としている場所も多いそうです。 ロシアやウクライナもひまわりが国花だそうですね! 同じ花を愛する国同士、今後上手く付き合っていける様になる事を願います

 

3.『着物で犬山城天守閣を目指しませんか?』とお誘いの話

8月のお出掛けは、犬山城を目指そうと思います。

え~。時は戦国時代。特に関ヶ原の戦い後には、諸大名の大規模な配置換えが行われ、新天地に赴いた各大名はこぞって新たな城を築きます。『慶長の築城ラッシュ』です。ピーク時には3,000ほどの城が日本にはありました。

しかし徳川幕府の世となり「一国一城令」や「武家諸法度」により、多くの城が取り壊されてしまいます。城の数は3,000から170ほどに減少。実に95%もの城を失いました(泣)

さらに明治になり「廃藩置県」を機に「廃城令」が出されます。この時には100以上の城が壊されます(泣)

そんなこんなで今や数の少なくなった日本のお城。現存する木造天守閣を持つ城は、たったの12。国宝指定を受けているのは、僅か5城。

その中でも最古と言われるお城が『国宝犬山城』なのです。

戦国時代のもっとも有名と言っても過言ではない織田信長、豊臣秀吉が実際に登った階段や歩いた天守閣。触れたかもしれない柱。同じものに触れることが出来ます。ロマンですねぇ。

暑い中を和服であの階段を上るのは、かなりシンドイのではないかと思いますが、あえての挑戦です。戦国時代の人々が、重い甲冑を身に着けながら登った同じ階段を、我々も登ってみませんか?

天守閣にたどり着いた喜びと、ソコでしか感じる事の出来ない風は最高だと思うのです。

一緒に風を感じましょう!

良ければお子様も一緒に如何でしょうか?この経験をレポートにして、犬山城について調べたレポートと合わせれば、夏休みの社会科の作品として素晴らしいものが出来上がると思いますよ!

美のりでは、お子様の浴衣のレンタルもございます。

*日時:8月 5日(月)10時~14時

*場所:針綱神社駐車場集合

(ランチのみの参加の場合は12時にビストロ猫前に集合)

*ランチ ビストロ猫

*参加費 犬山城入場料   550円

ランチ1,700〜2,200円程

*ドレスコード  着物(きものを一人では着れない方は美のりがお手伝いいたします。文末をご確認ください)

浴衣でもいいですよぉ!

*締め切り  7月29日

 

お申し込みはきもの処美のりまでお電話ください。℡0574-62-9248

ぜひ是非ご参加くださいませ。お会いできますのを楽しみに致しております。

(ご参加いただくにあたっての注意点等を文末に明記させていただきました。ご一読の上お申し込みください)

 

最後までお読みくださり ありがとうございました

今後も折に触れて発信していきたいと思っております。時々覗きに来てくだされば嬉しいです

そして最後に、、、小中学生の皆様! 夏休みの宿題、頑張ってくださいね!

ではまた!            あさがおでした

 

☆きもの処美のりのイベントにご参加くださる方へ

*最低遂行人数 4名様(人数に満たない場合は中止とさせて頂きます。既にお申し込みの方にはをお電話にてその旨をお伝えいたします)

*最高遂行人数 10名様

*美のりからのサービス

・きものの着付け            無料

・ヘアセット(通常5,500円のところ)   3,300円

・メイク(通常5,500円のところ)     3,300円

・きものレンタル(小紋)         6,600円

・浴衣レンタル              3,300円

*遅刻・キャンセルをなさる場合は、きもの処美のり(0574-62-9248)までご連絡ください(10時~19時)

*当日のイベント中に、他のお客様への個人情報の聞き取り、勧誘はおやめください

 

岐阜県可児市・多治見市・土岐市・瑞浪市・恵那市・中津川市・美濃加茂市・関市・各務原市・岐阜市・美濃市・八百津町・川辺町・御嵩町・富加町・七宗町・白川町・坂祝町・愛知県犬山市・扶桑町をはじめとした、岐阜県・愛知県の皆様に、素敵なお着物ライフをご提案させていただいております。

 

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